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📋 この記事でわかること
・残金が少ない口座を、地銀と郵便局で解約したときに必要だったもの
・大手銀行の口座を、解約しないことにした理由
・解約に必要な書類を取ると、いくらかかるか
・解約しないと、口座はどうなるか
2025年9月に夫が亡くなってから、1年かかって、地銀と郵便局の口座の解約がやっと終わりました。大手銀行の口座は、そのままにすると決めました。
夫の口座は3つありました。地銀、郵便局、大手銀行です。どれも残金は少しだけでした。
地銀と郵便局は解約しました。大手銀行は、解約しないことにしました。この記事では、その違いと、決めた理由を書きます。
結論:残金が少ない口座は、解約しないという選択もある
- 地銀と郵便局:残金が数百円だったので、戸籍謄本をそろえる必要はなく、無料で解約できた
- 大手銀行:残金は200円以下。でも解約には戸籍謄本と私の印鑑証明書の原本が必要で、取るのにお金がかかる
- 電話で確かめて、大手銀行は解約せずにそのままにした
地銀と郵便局は、無料で解約できた
地銀と郵便局は、どちらも郵送での手続きでした。
地銀に送ったのは、死亡届のコピー(戸籍謄本でもよかった)と、運転免許証かマイナンバーカードです。死亡届は、コピーを何枚かとってありました。
郵便局は、残金が少なかったので、死亡届などは送らなくてよいと書いてありました。
書類の出し方は指定がありました。郵便局は、郵便局の窓口に持ち込むように言われました。地銀は簡易書留での送付が指定だったので、これも郵便局に持ち込みました。
どちらも残金は数百円でした。戸籍謄本をそろえるような手続きはなく、手数料もかかりませんでした。
※残金がいくらまでなら簡単な手続きになるかは、金融機関ごとに違います。先に電話で聞いておくと安心です。
大手銀行は、書類代のほうが高くつく
困ったのは、大手銀行の口座でした。
解約には、次のものが必要でした。
- 戸籍謄本
- 私の印鑑証明書
どちらもコピーではなく原本です。しかも私は、その銀行に自分の口座を持っていません。
残金は200円以下でした。書類をそろえるお金のほうが、残金よりずっと多くかかります。
書類を取ると、いくらかかる?
戸籍や印鑑証明書は、市区町村の窓口で取ります。手数料の例です(文京区の場合)。
| 書類 | 1通あたり |
|---|---|
| 戸籍謄本(戸籍全部事項証明書) | 450円 |
| 除籍謄本 | 750円 |
| 改製原戸籍謄本 | 750円 |
| 印鑑登録証明書 | 300円 |
金額は自治体によって違います。相続の手続きでは、亡くなった人の出生から死亡までの戸籍を求められることも多く、そうなると何通も必要になります。
残金200円の口座のために、これだけのお金はかけられません。
電話で聞いたら、教えてもらえたこと
解約しても意味がないと思って、銀行に電話しました。教えてもらったのは、次のことです。
- 残金が600円くらいまでなら、振込手数料はかからない
- 書類を取るのにお金がかかるので、解約せずにそのままにしておく人もいる
- 解約しなくても、口座は凍結されるので、入出金はできない
口座が凍結されたのは、この電話より前、銀行に相続手続きの書類を請求したときでした。
それで、この口座は解約しないことにしました。戸籍謄本や印鑑証明書を、ほかの手続きで取る機会があれば、そのときに解約しようと思っています。
解約しないと、口座はどうなる?
入出金はできなくなる
亡くなったことを銀行に伝えると、口座は凍結されます。お金を出すことも入れることもできません。
10年たつと「休眠預金」になる
金融庁によると、10年以上入出金などの取引がない預金は「休眠預金」になります。
休眠預金になっても、取引のあった金融機関で、いつでも引き出すことができるとされています(手続きは金融機関ごとに違います)。
原本は返してもらえることもある
ある大手銀行の公式ページでは、戸籍謄本や印鑑登録証明書は、原本を確認してコピーを取ったあと、返してもらえると書かれていました。ほかの手続きで取ったときに、ついでに使えるということです。
ただし期限があります。戸籍謄本は発行から1年以内、印鑑登録証明書は6か月以内でした。
解約するか迷ったときの目安
- 残金はいくらか
- 解約に必要な書類は何か(戸籍謄本・印鑑証明書は原本か)
- 書類を取るのに、いくらかかるか
- 自分の口座がその銀行にあるか(ないと振込手数料がかかることがある)
- ほかの手続きで、同じ書類を取る予定があるか
残金より書類代のほうが高いなら、急いで解約しなくても大丈夫です。
生きているうちに、使っていない口座は減らしておく
今回いちばん思ったのは、口座は生きているうちに減らしておいたほうがいい、ということです。
夫の口座は3つで、どれも残金は少しだけでした。それでも、銀行ごとに電話をして、書類をそろえて、郵送して、2つを解約するまでに1年かかりました。
本人が生きていれば、使っていない口座は、通帳やキャッシュカード、本人確認書類を持っていけば解約できる銀行が多いです。でも亡くなったあとは、家族が戸籍謄本などをそろえて、銀行ごとに手続きをすることになります。口座の数だけ、手間とお金がかかります。
クレジットカードの解約も大変だったので、私はいま、カードを2枚だけにしています。口座も同じで、数が少ないほど、残された家族の手続きは少なくてすみます。
▶ 夫が亡くなったあとのお金の手続き、大変だった順に全部書きます
分けるのは「役割のある口座」だけ
お金の置き場所を分けることは、大事だと思っています。私も、生活費・予備資金・投資の3つに分けています。
減らしたいのは、役割のない口座です。昔作ったまま使っていない口座や、少しだけお金が残っている口座です。
▶ 夫が亡くなっても、口座はすぐ凍結されなかった|お金を1か所に頼らない大切さ
どこに口座があるか、家族にわかるようにしておく
使っている口座も、どの銀行にあるかを家族がわかるようにしておくと、残された人が探さずにすみます。
まとめ
- 残金が少ない口座は、地銀や郵便局なら簡単な手続きで解約できることがある
- 大手銀行は、残金が少なくても戸籍謄本や印鑑証明書の原本が必要なことがある
- 書類代のほうが高いなら、解約せずに置いておく選択もある
- 迷ったら、まず銀行に電話して聞く
- 使っていない口座は、生きているうちに減らしておくと、家族の手続きが少なくてすむ
亡くなった家族の口座の手続きは、「全部きちんと終わらせないと」と思いがちです。でも、残金と手間をくらべて決めていいと、私は思いました。
口座がすぐには凍結されなかった話は、夫が亡くなっても、口座はすぐ凍結されなかったに書いています。
銀行に電話するときに聞くことのチェックシートと、3つの口座の記録は、noteにまとめました(100円)。
▶ 夫の口座3つ、1つは解約しませんでした|残金が少ない口座の「電話で聞くこと」チェックシート(note)
📚 参考・出典
・金融庁「休眠預金等活用法」
・文京区「手数料一覧」
・三井住友銀行「相続のお手続き」
※この記事は私個人の経験をもとにしています。手続きや必要書類は金融機関によって違います。必ずご自身の金融機関に確認してください。
