住宅ローンが消えたら火災保険も消えた。相見積もりで入り直してわかったこと

夫が亡くなったとき、住宅ローンが消えた。

「団体信用生命保険(団信)」という仕組みで、ローンを組んでいた人が亡くなると残りのローンが完済される。家を失わずに済んだのは、本当にありがたかった。

でも同時に、気づいていなかったことがあった。

ローンと一緒に、火災保険も終わっていた。

30年契約で入っていた火災保険。まだ20年近く残っていたのに。そこから火災保険を一から入り直すことになって、今の保険の現実を初めて知った。

団信で住宅ローンが消える仕組み

住宅ローンを組むとき、多くの場合「団体信用生命保険(団信)」に加入する。ローンを組んだ人が亡くなったとき、残りのローン残高がゼロになる保険だ。

  • ローンを組んだ人が亡くなると、残りの残高が全額完済される
  • 遺族はそのまま家に住み続けられる
  • 月々のローン返済義務がなくなる

夫が突然亡くなって、私はこの仕組みに救われた。でも当時は「団信って何?」という状態だったので、手続きをしながら初めてその仕組みを理解したくらいだった。

ローンが消えたら、火災保険も終わっていた

住宅ローンを組む際、銀行から「火災保険に加入してください」と求められることが多い。火災で家が燃えても、ローンを返し続けてもらうための担保として、火災保険が必要なのだ。

そのため、ローンと火災保険はセットになっていることが多い。ローンが完済されると(団信での完済も含めて)、保険契約も終了となるケースがある。

知らなかった。夫が亡くなってローンが消えたとき、火災保険も一緒に終わっていたことを。葬儀の慌ただしさの中で気づいたのは、しばらく経ってからだった。

30年契約だったから、返戻金が戻ってきた

以前は火災保険に「長期契約」があった。30年・36年といった長期一括払いで、割安な保険料で長期間カバーできる仕組みだ。夫が加入していたのはまさにこのタイプだった。

ローン完済で解約になったとき、残り約20年分の保険料が返戻金として戻ってきた。まとまった金額が突然手元に入ってきて、正直びっくりした。長期契約ならではのメリットだ。

夫が亡くなって経済的に不安だった時期だったので、このお金は本当に助かった。知らずに放置していたら気づかないままだったかもしれない。解約手続きは必ず確認しておくべきだ。

今の火災保険は「最長5年」「保険料も上がっている」

新しく火災保険に入り直そうとして、驚いた。

  • 最長5年契約しかない(2022年に制度変更。以前は10年・36年契約もあった)
  • 保険料がかなり上がっている(自然災害の増加・物価上昇が影響)
  • 同じ補償内容でも、昔より明らかに高い

以前のような「30年一括で安心」という選択肢はもうない。5年ごとに更新する必要があり、そのたびに保険料が変わる可能性もある。

ネットで相見積もりをとった

保険の営業に言われるがまま入るのは嫌だった。どこが本当に自分に合っているか、自分で比べたかった。

一括見積もりサイトを使って複数社の見積もりを取得し、面談もした。比べてみると、同じような補償内容でも会社によって保険料にかなり差があることがわかった。

相見積もりで確認すべきポイント:

  • 建物の補償金額:再建築費用ベースで設定する(購入価格ではない)
  • 家財の補償:どこまでカバーされるか確認
  • 水災・風災の補償:地域のハザードマップを確認してから判断
  • 地震保険:火災保険とセットで加入できる(別途費用)
  • 5年分の総額:月換算でいくらになるか

面談では「この地域は水害リスクが低いから水災補償を外せる」など、自分では気づかなかったアドバイスも受けられた。時間はかかったが、やってよかった。

まとめ

  • 住宅ローンと火災保険はセット。ローン完済(団信含む)で火災保険が終わる場合がある
  • 長期契約の火災保険は、解約時に返戻金が戻ってくることがある
  • 今は最長5年契約・保険料も以前より高くなっている
  • 相見積もりで複数社を比べてから決めるのがおすすめ
  • 面談で地域のリスクに合った補償を選ぶと無駄がない

夫が亡くなってバタバタしている中で、火災保険のことなんて後回しにしていた。でもちゃんと向き合ってみると、返戻金が戻ってきたり、今の保険の現実を知れたり、やって良かったことがたくさんあった。持ち家のある方は、一度確認してみてほしい。

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※この記事は私個人の経験をもとに書いています。保険の詳細は各社・専門家にご確認ください。

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