シングルマザーの保険見直しで月1.1万円減らした話|解約で80万円損しても後悔していない理由

お金

※この記事にはアフィリエイトリンク(広告)を含みます。金額と経験は、すべて私自身の実際の記録です。

📋 この記事でわかること
・見直し前に払っていた保険料の内訳
・積立保険を解約して約80万円の損を出した話
・何をやめて、何を残したか
・夫が亡くなったあと、もう一度見直したこと
・「全部入っていればよかったのか」への正直な答え

保険を見直して、毎月の保険料が1万1千円下がりました。

でも、いいことばかりではありません。積立保険を解約したとき、夫婦2人分で約80万円の損が出ました。

この記事では、その両方を書きます。減った金額も、損した金額も、実際の数字で。

そして、いちばん書きにくいことも書きます。夫が亡くなったとき、保険に全部入ったままだったら、もっとお金は入っていました。それでも私は、見直してよかったと思っています。その理由まで書きます。

見直す前、私が払っていた保険

結婚していた頃に入った保険は、「夫婦2人+子ども」を前提に組まれていました。すすめられるまま入って、そのまま何年も払い続けていました。

内容を一つずつ見ていったら、いらないものが月1万1千円分ありました。

やめた保険月額
がん保険5,000円
医療保険(二重で入っていた分)3,000円
先進医療特約1,000円
子どもの医療保険2,000円
合計11,000円

医療保険が二重になっていた

自分でも驚いたのが、医療保険に二重で入っていたことです。

別々のタイミングで、別の人にすすめられて入りました。保障の中身が重なっていることに、何年も気づきませんでした。

これは珍しいことではないと思います。保険は入るときに説明を受けても、入ったあとに読み返すことがほとんどないからです。

子どもの医療保険は、そもそも必要なかった

お住まいの自治体にもよりますが、子どもの医療費には助成制度があります。それを知らずに、民間の医療保険にも入っていました。

まず公的な制度を調べる。足りない分だけ民間で補う。順番はこれでした。

先進医療の保障をやめた理由

これだけは、説明が必要だと思います。先進医療の保障は「安いから付けておけばいい」と言われることが多いからです。

私が入っていたのは県民共済で、その分が月1,000円でした。年間12,000円。20年払えば24万円になります。

ただ、やめた理由は金額よりも、考え方のほうでした。

先進医療は、まだ評価の途中にある医療です。

公的な医療保険が使えないのは、値段が高いからではありません。効果と安全性の評価が終わっていないからです。評価が終わって有効だと認められたものは、順に公的保険の対象に移っていきます。実際、前立腺がんや小児がんの一部に対する陽子線治療は、すでに先進医療から外れて保険適用になりました。

一方で、保険が使える標準治療は、科学的根拠にもとづいて「現時点で最も推奨される」と確認された治療です。「標準」という言葉は、並という意味ではありません。

私は、そちらのほうが確かだと考えました。

もちろん、標準治療で手が尽くされたときに先進医療が選択肢になることはあります。「先進医療に意味がない」と言いたいわけではありません。

ただ、そのときのために毎月1,000円を何十年も払い続けるかというと、私は払わない、と決めました。

調べていて、もうひとつ分かったことがあります。受けられる施設が、とても少ないのです。陽子線治療ができるのは全国で19施設、重粒子線治療は7施設。住んでいる場所によっては、いざというときに通えません。

特約は、金額を見ないまま付いていることがあります。自分がいくら払っているのか、一度確認してみてください。

積立保険を解約して、約80万円損しました

ここが、いちばん重い話です。

10年ほど、夫婦で月1万円ずつの積立保険に入っていました。

さらに6年前、私が退職して財形貯蓄が使えなくなったタイミングで、別のところでもう一口、1万円ずつ入りました。「貯金の代わりになる」と言われて、そう思っていました。

解約したら、1人あたり約40万円のマイナス

見直しのときに解約返戻金を確認して、はじめて分かりました。

払った額より、戻ってくる額のほうが約40万円少ない。夫婦2人分なので、合わせて約80万円です。

手が止まりました。80万円は、簡単に諦められる金額ではありません。

それでも解約を決めた理由

迷っているとき、頭に残っていた言葉がありました。

リベラルアーツ大学の両学長が、貯蓄型の保険をこう呼んでいました。「ぼったくり」「ごみ保険」「毒キノコ」。

最初に聞いたときは、言いすぎでは、と思いました。でも自分の契約を数字で見たとき、意味が分かりました。損は解約したから出たのではなく、入った時点ですでに決まっていたのです。

友達にも相談しました。同じことを言われました。

そして、こう考えました。ここで80万円を確定させても、浮いた保険料を積み立てに回していけば、長い時間をかけて取り戻せる可能性はある。

ただし、これは「必ず取り戻せる」という意味ではありません。投資に絶対はありません。元本を割ることもあります。それでも、返戻率がはっきり分かっている契約を持ち続けるより、自分で選べるほうがいいと判断しました。

いちばん損なのは、迷っている間も毎月お金が出ていくことです。

解約返戻金の確認方法や、担当者に会わずに電話で解約した手順は、積立保険は解約すべき?夫婦で約80万円マイナスになった私が解約返戻金の落とし穴を解説にくわしく書いています。

何を残したか

全部やめたわけではありません。見直したあとに残したのは、この4つでした。

  • 最低限の医療保険
  • 収入保障保険
  • 火災保険
  • 自動車保険(傷害保険を含む)

合わせて月8,000円ほどです。

残す基準はひとつだけでした。「起きたら生活が立ち行かなくなるか」です。

入院で数万円かかるのは、貯金でなんとかなります。でも家が焼けたら、事故で人を傷つけたら、働けなくなったら。貯金では届きません。そこだけ保険に任せました。

夫が亡くなったあと、もう一度見直しました

見直しは一度で終わりではありませんでした。

夫が亡くなり、私がひとり親になったあと、自分の医療保険も解約しました。

理由は、ひとり親家庭等医療費助成制度です。お住まいの自治体によって内容や所得制限は違いますが、私の場合は子どもが18歳になるまで、医療費の負担がほとんどかからなくなりました。

民間の医療保険で備えていた部分を、公的な制度がカバーしてくれる。それなら、二重に払う必要はありません。

いま入っているのは、死亡保障・火災保険・自動車保険の3つだけです。

※助成の内容は自治体ごとに違います。解約する前に、必ずお住まいの市区町村に確認してください。

正直に書きます。全部入っていれば、もっとお金は入りました

ここは、書くかどうか迷いました。でも書きます。

夫が亡くなったとき、保険を全部残したままだったら、受け取れたお金はもっと多かったはずです。

それは事実です。「見直してよかった」だけを書くのは、正直ではないと思いました。

そのうえで、それでも私は見直してよかったと思っています。理由は3つあります。

① 契約が多いほど、あのとき動けなくなっていた

夫が亡くなったあとの手続きは、想像していた何倍も大変でした。銀行、年金、役所、名義変更。

保険の契約がもっとあったら、その分だけ手続きが増えていました。いちばん動けない時期に、書類を集めて、窓口を回ることになります。

② 勧誘が来ていたはずです

保険をたくさん持っていれば、そのぶん保険会社とのつながりも多くなります。

夫が亡くなった直後の私に、新しい提案が来ていたと思います。そして、あの状態の私は、冷静に判断できたでしょうか。

判断力が落ちているときに、まとまったお金が入る。そこで動いていたら、80万円どころではない損をしていたかもしれません。

③ 知識が残りました

これがいちばん大きいです。

見直しの過程で、公的な制度を一つずつ調べました。遺族年金、高額療養費、ひとり親の助成。その知識が、夫が亡くなったあとの私を助けました。

お金の心配がまったくなかったとは言いません。でも、何が使えるかを知っていたから、途方に暮れずに済みました。

最初は「損したかな」と思いました。今は、整理してすっきりさせておいてよかった、知識を身につけておいてよかったと本当に思っています。

保険を見直す手順

私がやった順番です。

  • 契約を全部書き出す:保険会社・商品名・月額・保障内容・満期。ここで二重が見つかります
  • 公的な制度を先に調べる:高額療養費、子どもの医療費助成、ひとり親の助成、遺族年金
  • 「起きたら生活が立ち行かなくなるか」で仕分ける:貯金で足りるものは保険にしない
  • 貯蓄型は返戻金を必ず確認する:いくら払って、今やめるといくら戻るか
  • やめる前に、次の備えを決めておく

1つ目の「全部書き出す」だけでも、やる価値があります。私はここで、医療保険の二重に気づきました。

自分だけで判断するのが不安なときは

契約が多いと、書き出す段階でつまずくことがあります。私も最初はそうでした。

無料の相談窓口を使う方法もあります。ただし「すすめられたその場で契約しない」とだけ決めておいてください。持ち帰って、自分で数字を見てから決める。それだけで、失敗はかなり減ります。

よくある質問

Q. 積立保険は、損してでも解約したほうがいいですか?

人によります。私の場合は約80万円の損を確定させましたが、それは「入った時点で決まっていた損」でした。まず解約返戻金を確認して、払った額と比べてください。そのうえで、続けた場合に将来いくら戻るかも確認してください。数字を見ないまま決めないことです。

Q. 子どもの医療保険は本当にいらないですか?

お住まいの自治体の助成制度によります。まず市区町村の窓口で確認してください。助成が手厚い地域なら、民間の医療保険は重複になることがあります。

Q. シングルマザーが絶対に残すべき保険は?

私が残したのは死亡保障です。自分に何かあったとき、子どもに残るお金がゼロになるのがいちばん怖いからです。掛け捨てなら、保険料は高くありません。

Q. 見直しはいつやればいいですか?

家族構成が変わったときです。結婚、出産、退職、離婚、死別。私は退職と死別の2回、見直しました。1回で終わりではありません。

まとめ

  • やめたのは月1万1千円分(がん保険・医療保険の二重・先進医療・子どもの医療保険)
  • 積立保険の解約で夫婦2人分で約80万円の損。ただし損は入った時点で決まっていた
  • 残す基準は「起きたら生活が立ち行かなくなるか」
  • 夫の死後、ひとり親医療費助成があるので自分の医療保険も解約。今は死亡保障・火災・自動車の3つだけ
  • 全部入っていれば受け取れた額は多かった。それでも見直してよかった

保険は、入るときはすすめられますが、やめるときは誰もすすめてくれません。

自分で契約を書き出して、数字を見る。それだけで見えてくるものがあります。私の場合は、月1万1千円と、二重契約と、80万円の事実が見えました。

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参考・出典

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