ひとり親控除とは?年末調整はチェック1つ|非課税だと1円も戻らない話

お金

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📋 この記事でわかること

  • ひとり親控除とは?
  • ひとり親控除の対象になる条件
  • 年収別の節税シミュレーション
  • 非課税だと、控除があっても戻りはありません
私は、ひとり親控除を使っています。 といっても、したことは年末調整の紙で「ひとり親」の欄に印をつけただけです。手続きらしい手続きは、それだけでした。 でも、戻ってきたお金は1円もありません。 うちは非課税世帯だからです。そもそも払っている税金がないので、控除があっても、減らせるものがありません。 「ひとり親控除で毎年数万円おトク」という説明をよく見ます。あれは、税金を払っている人の話です。 控除は「もらえるお金」ではなく、「払う税金を減らす仕組み」です。ゼロからは、これ以上減りません。 この記事では、制度の条件と年末調整の書き方をまとめます。そのうえで、私のように戻りがない場合のことも書きます。

ひとり親控除とは?

ひとり親控除とは、婚姻していない状態で子どもを育てている人(ひとり親)が受けられる所得控除のことです。 2020年(令和2年)の税制改正で、未婚・離婚・死別を問わず、条件を満たせばひとり親として認められるようになりました。

控除額はいくら?

種類控除額
ひとり親控除35万円
寡婦控除(ひとり親以外)27万円
所得から35万円が差し引かれるので、たとえば所得税率10%の方なら年間3万5千円の節税になります。住民税も含めると合計5万円前後の節税になるケースもあります。 ※控除額は税制改正で変わります。最新の金額は国税庁のページと、お住まいの市区町村でご確認ください。

私の場合|控除は使っているのに、戻りはゼロでした

年末調整の紙に「ひとり親」の欄があります。私はそこに印をつけました。それだけです。 そして、戻ってきたお金はありませんでした。 理由は、うちが非課税世帯だからです。 遺族年金は非課税なので、所得に入りません。働いて得ている分も、社会保険料などを引くと、税金がかかるところまで届いていません。 払う税金がゼロなら、そこから35万円を引いても、ゼロのままです。 控除は「申請したらお金がもらえる制度」ではありません。「税金を計算するときに、所得から差し引くもの」です。ここを勘違いすると、「申請したのに何も来ない」と不安になります。私がそうでした。

じゃあ、印をつける意味はないの?

あります。ふたつあります。 ひとつは、手間がゼロだからです。年末調整の欄に印をつけるだけで、書類を集める必要も、窓口へ行く必要もありません。 もうひとつは、収入が増えたときに効いてくるからです。働く時間が増えて税金を払う年になったら、そのときから効き始めます。今のうちに欄をつけておけば、変わったときに自動で乗ります。

ひとつだけ、注意しておくこと

控除が増えると、ふるさと納税の上限は下がります。 控除で課税所得が減ると、住民税の所得割額も減ります。ふるさと納税の上限は、その所得割額をもとに決まるからです。 ふるさと納税を考えている方は、上限を計算するときにひとり親控除も入れてください。私の場合の話は、遺族年金をもらっている私が、ふるさと納税をしていない理由に書いています。

ひとり親控除の対象になる条件

✅ 条件1:現在、婚姻していない

  • 死別でシングルになった(再婚していない)
  • 離婚してシングルになった(再婚していない)
  • 未婚でシングルになった
💡 ポイント:事実婚(同居・内縁関係)があると対象外になります。

✅ 条件2:生計を同じくする子どもがいる

  • 総所得が58万円以下の子ども(令和7年分から。それ以前は48万円でした)
  • 他の人の扶養親族になっていないこと

✅ 条件3:本人の合計所得金額が500万円以下

給与収入に換算すると、だいたい年収678万円以下が目安です。

❌ 対象外になるケース

  • 再婚した(または事実婚がある)
  • 子どもの所得が上限(令和7年分から58万円)を超えている
  • 本人の所得が500万円超

年収別の節税シミュレーション(税金を払っている場合)

下の表は、所得税・住民税を払っている方の目安です。私のように非課税の場合は、この表は当てはまりません。
年収所得税軽減住民税軽減合計節税額
200万円約1.75万円約3.5万円約5.25万円
300万円約3.5万円約3.5万円約7万円
400万円約5.25万円約3.5万円約8.75万円

【年末調整】申請方法・書き方

会社員・パート・アルバイトの方は、年末調整でひとり親控除を申請できます。

必要書類

基本的に必要な書類は1枚だけです。「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」です。

書き方のポイント

「C 障害者、寡婦、ひとり親又は勤労学生」欄の「ひとり親」にチェック✓を入れるだけです!
💡 初めて申請する場合は、担当者に「ひとり親控除を申請したい」と一言伝えるとスムーズです。

【確定申告】申請方法・書き方

次のような方は確定申告でひとり親控除を申請します。
  • フリーランス・個人事業主の方
  • 年末調整で申請し忘れた方
  • 医療費控除など他の控除と一緒に申請したい方
確定申告書(第一表)の「ひとり親」欄に350,000円と記入します。

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申請し忘れた場合はどうする?

「去年の申請を忘れた!」という場合でも、過去5年分さかのぼって申請(還付申告)できます
💡 還付申告は1月1日から受付開始します。通常の確定申告(2〜3月)の期限を待たずに手続きできますよ。

よくある質問

Q. パート・アルバイトでも申請できますか? A. できます!住民税の軽減(約3.5万円)は受けられます。 Q. 遺族年金をもらっていても申請できますか? A. できます!遺族年金は非課税のため、所得として計算されません。詳しくはこちらもご参考ください。 【遺族年金と確定申告】申告は必要?不要?シングルマザーが知っておくべき全知識

まとめ

項目内容
控除額35万円
対象条件死別・離婚・未婚のひとり親で所得500万円以下
申請方法年末調整 または 確定申告
節税効果年間5〜9万円程度
申請し忘れ過去5年分さかのぼれる
ひとり親控除は、申請するだけで毎年数万円が手元に残るとても大切な制度です。 ひとり親控除で毎年の税負担を減らしながら、老後の資産形成も一緒に考えていきましょう。iDeCo(個人型確定拠出年金)は掛金が全額所得控除になるので、節税しながら老後のお金を準備できるシングルマザーにおすすめの制度です。 松井証券ではじめるiDeCo 最後まで読んでくださり、ありがとうございました☆

❓ よくある質問

Q. シングルマザーが利用できる公的支援にはどんなものがありますか?

A. 児童扶養手当・医療費助成・住宅手当など多くの支援があります。お住まいの市区町村の窓口に相談してみましょう。

Q. 費用はどのくらいかかりますか?

A. 記事内の料金表をご参照ください。無料プランや初月割引があるサービスも多いです。

Q. デメリットはありますか?

A. 記事内でデメリットも正直に解説しています。自分の状況と照らし合わせて判断することが大切です。

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📚 参考・出典

この記事について
私は税理士・社労士・FPなどの資格を持っておらず、これは実際に手続きをした一当事者の記録です。制度の条件・金額は自治体や年金事務所によって異なり、法改正で変わることもあります。手続きの際は必ず公的な窓口でご確認ください。

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