子どもが18歳になると遺族年金は終わる?打ち切り後の生活費の備え方をシングルマザーが解説

遺族年金

📋 この記事でわかること
・遺族年金の2種類と18歳での変化
・18歳年度末(3月31日)とはいつか?誕生日との違い
・打ち切り後に家計はいくら減るか?具体的な金額シミュレーション
・大学進学・留年でも関係ない?よくある疑問を解消
・2028年改正との関係
・18歳以降に備えて今からできること

「子どもが18歳になったら、遺族年金はどうなるの?」

子育て中のシングルマザーなら、一度は考えたことがある不安だと思います。「子どもが高校を卒業したら年金が減る」とは聞いたことがあるけど、実際どれくらい減るのか、その後どうなるのかはよくわからない…という方も多いはず。

私もずっと気になっていました。いつ・何が・どのくらい変わるのかを、数字を使って具体的に解説します。

遺族年金には2種類ある

まず、遺族年金には大きく2種類あります。

  • 遺族基礎年金:国民年金から支給。子どもがいる間だけもらえる
  • 遺族厚生年金:厚生年金から支給。配偶者は子どもの年齢に関係なく受給できる(一定の条件あり)

この2つが、18歳を境にどう変わるかがポイントです。

18歳年度末(3月31日)で遺族基礎年金が終わる

遺族基礎年金は、子どもが18歳になる年度の3月31日(高校卒業のタイミング)で支給が終了します。

「18歳年度末」とは具体的にいつ?

「18歳年度末」とは、子どもが18歳になる年の3月31日のことです。誕生日ではありません。

子どもの誕生日遺族基礎年金の終了日
4月2日〜翌年4月1日(高3の4月〜翌3月生まれ)高校3年生の年の3月31日
4月1日生まれ高校2年生の年の3月31日(1学年早い)

4月1日生まれの子は学年が1つ上になるため、高校2年生のうちに支給終了になる点に注意が必要です。

大学進学・留年しても終わります

よくある誤解ですが、大学に進学していても、留年していても関係ありません。18歳年度末が来たら自動的に終了です。

大学在学中の費用は、奨学金・教育ローン・児童扶養手当(18歳年度末まで)などを組み合わせて備えておくことが重要です。

打ち切り後、家計はいくら減る?具体的なシミュレーション

遺族基礎年金がなくなると、実際に毎月の収入はどのくらい減るのでしょうか?

遺族基礎年金の年額・月額目安(2026年度)

内訳年額月額換算
基本額約795,000円約66,250円
子の加算(1人目)約228,700円約19,058円
子の加算(2人目)約228,700円約19,058円
子の加算(3人目以降)約76,200円約6,350円

子どもが18歳になる前後の収入比較

状況受け取れるもの月額合計の目安
子どもが18歳になるまで(子1人)遺族基礎年金+子の加算+遺族厚生年金約7.5万円〜13万円(遺族厚生年金次第)
子どもが18歳を過ぎた後遺族厚生年金のみ約4〜7.5万円(現行制度)
差額(減少する金額)遺族基礎年金+子の加算月約8.5万円減(子1人の場合)

子ども1人の場合、月約8.5万円の収入減になります。これは家計に与える影響が非常に大きいため、事前の準備が欠かせません。

遺族厚生年金はその後も続く

一方、遺族厚生年金は子どもが18歳を過ぎても、配偶者(あなた)への支給が続きます。

ただし、2028年の改正後は「子なし配偶者」への給付が原則5年間になる予定です。子どもが18歳になった後にこの5年カウントが始まる可能性があるため、今から理解しておくことが大切です。

2028年遺族年金改正の詳細はこちら

障害のある子どもは20歳まで延長

子どもが1級・2級の障害状態にある場合は、20歳になる誕生日の前日まで遺族基礎年金が延長されます。

18歳以降、家計はどう変わる?

子どもが18歳を迎えると、受け取れる年金が減ります。さらに同じタイミングで止まる可能性があるのが児童扶養手当です。

同じタイミングで止まりやすい「児童扶養手当」

児童扶養手当も18歳年度末(3月31日)で支給が終了します(障害がある場合は20歳まで)。遺族基礎年金と児童扶養手当が同時に止まるケースでは、収入の変化がより大きくなります。

制度終了タイミング
遺族基礎年金(子の加算含む)18歳年度末(3月31日)
児童扶養手当18歳年度末(3月31日)
遺族厚生年金継続(2028年改正後は5年間に変更予定)

今からできること

  • 現在の年金額を確認する:ねんきん定期便やねんきんネットで「遺族基礎年金+遺族厚生年金の合計額」を把握する
  • 18歳以降の家計をシミュレーションする:月約8.5万円減った後でも生活できるか試算しておく。家計簿アプリが便利
  • NISAで資産形成をはじめる:月1,000円からでも続けることに意味がある。子どもが18歳になるまでの時間を活かして複利で増やす
  • 収入アップを目指す:正社員転職・資格取得・副業など。年収が上がれば年金が減っても生活を維持できる土台ができる
  • FPに相談する:老後も含めたお金の設計を一緒に考えてもらう。無料相談でもかなり具体的なアドバイスがもらえる

私が感じていること

子どもがまだ小さいうちは、正直「18歳なんてまだ先の話」と思っていました。でも、時間はあっという間に過ぎていきます。

遺族基礎年金の終了は「子育てが一段落するタイミング」でもありますが、同時に月8.5万円もの収入が消えるタイミングでもあります。そのとき慌てないために、今のうちから少しずつ準備しておきたいと思っています。

遺族年金はいつまでも同じ金額ではありません。だからこそ、年金に頼りすぎない家計の土台を、今から少しずつ作っていくことが大切だと感じています。

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まとめ

  • 遺族基礎年金は子どもが18歳になる年度末(3月31日)で終了
  • 大学進学・留年に関係なく18歳年度末が基準
  • 子ども1人の場合、月約8.5万円の収入減になる
  • 児童扶養手当も同じタイミングで終了することが多い
  • 遺族厚生年金は配偶者への支給が続く(2028年改正後は原則5年間)
  • 障害のある子は20歳まで延長
  • 18歳以降に備えて、今から収入・資産形成の準備を始めよう

最後まで読んでくださり、ありがとうございました☆

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❓ よくある質問

Q. 18歳年度末とは具体的にいつですか?誕生日とは違うの?

A. 18歳になる年の3月31日です。誕生日ではありません。ただし4月1日生まれの場合は1学年上になるため、高校2年生の年の3月31日が終了日になります。

Q. 子どもが大学に進学しても遺族基礎年金は終わりますか?

A. はい、終わります。大学在学中・留年中でも、18歳年度末が来た時点で自動的に支給終了です。大学の費用は奨学金や教育ローンで別途準備しましょう。

Q. 児童扶養手当も18歳で終わりますか?

A. はい、児童扶養手当も原則18歳年度末(3月31日)で終了します(障害がある場合は20歳まで)。遺族基礎年金と同じタイミングで止まることが多いため、18歳前後の収入変化を事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。

📚 参考・出典

  • 日本年金機構「遺族基礎年金(受給要件・対象者・年金額)」
  • 厚生労働省「児童扶養手当制度のご案内」
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